戦前、製糸業の町として名を馳せた諏訪地域。戦後の高度成長期には精密技術が集積し「東洋のスイス」と評され、世界を席巻しました。その中心となったのがカメラ、時計、そしてオルゴールです。戦後間もない1946年、国内で本格的なオルゴールの生産がスタートしたこの年、三協精機(現ニデックインスツルメンツ株式会社)は創業しました。2年後にはオルゴール試作第1号を完成させますが、その音色は「バケツの底をたたくような音だった」といわれています。その後試行錯誤を重ね、1985年には国内初となる50弁の高級シリンダーオルゴール、1995年には世界初の電動式80弁ディスクオルゴールの開発など、とどまることのない探求心と熱意で発展を遂げてきました。
高度な精密加工技術が生み出す至高の音色をご堪能下さい。